2011年10月08日

「会社のインナーマッスルの鍛え方」第五回

◆第5稿 <「分解」しなけりゃわからない>

なぜ、時計の針は動くのか?誰もが子供のころに不思議に思わなかっただろうか?

時計を分解してみたら…初めて動く仕組みが納得できた経験をお持ちの方も多いだろう。

前回も書いたが、業績があがらない要因の30〜40%は、“仕事の進め方がわからない”

ことだというデータがある。

わからない原因は、やるべきこと、やる必要のないことが区別されておらず、

なんとなくあいまいなまま進んでいるからだ。

特に営業分野では、仕事の中身についてあまり分解されていないことが多い。

先輩から後輩に、上司から部下に、OJTの名のもとに口伝で教えられることの方がまだまだ主流だ。

誰もがマニュアル通りに物事をすすめることには、抵抗があるかもしれない。

しかし一度、“仕事の進め方”を分解し、言語化することをお勧めする。

この手法を全社的に使い、6年間で業績を2倍にした企業がある。

仙台市で蓄電池設備の据付販売業を営むミカド電装商事だ。

まず、案件型営業の業務全体を大分類、小分類に分解し「見える化」し、

会社の標準的な手順書を作成したのだ。

その手順に沿ってやるべきことを明確にすることで無駄・無理を排除し、利益を格段に押し上げたのだ。

更にはそれまではなかった顧客に対するお礼訪問活動を社長直々に実施する活動を付け加えることで、

売上増もまた同時に達成し、会社を二倍の規模に成長させることができている。

世の中では、しきりとイノベーション(変革)が必要だといわれる。

しかし、今進めている業務の中にこそ変えるべき要素がいっぱい詰まっていると考えるべきである。

いつもやっている仕事だからこそ、気づかない、

気づきたくない改善要素がまだまだあると考えることこそ、筋肉質な組織にしていく第一歩だと

当社の沢田社長は語っている。

当社が取り組んだ手法は、ワーク・ブレーク・ダウンストラクチャーの略でWBSという。

業務を細かく分解するからこそ、見直すことが可能であり、再構築することが可能になるのである。

分解することでわかりやすくなり、誰もが一定のレベルで業務を理解し、こなせるようになり、

業績の向上がはかれることになるのだ。米国マクドナルド社を飛躍的に成長させたレイ・A・クロック氏も

その著書の中でこう書いている、「何事も小さな仕事に分けてしまえば、特に難しくない」と。


*******************************************

上記は

フジサンケイビジネスアイのコラムに掲載された原稿に少し加筆修正したものです。

定期購読はこちら ⇒ http://reader.sankei.co.jp/reader/fbiyearly/index.html

運営サイト「イノベーションズアイ」はこちら ⇒ http://www.innovations-i.com/



posted by 成長企業プロデューサー 小松弘明 at 15:16| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 営業プロセスマネージメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
blogram投票ボタン
blogramランキング参加中!
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。