2008年11月19日

上司は思いつきでものを言う

少し古い本(2004年4月初版)だが、橋本治さんの

「上司は思いつきでものを言う」を読み返した。

なぜ、思いつきでものを言うようになったか?

ということから、儒教の影響、正しい能力主義のあり方

までがよくわかる。

p96〜(引用)

最大の問題は、現場と会社の分裂だ

(中略)

『私は、日本の会社の最大の問題は、「現場と会社の間にある乖離」
だと思っています。昔はそれがなかった−でもいつの間にか出来た。
そのことに気付かず−あるいは薄々気がついて、でもそれをそのまま
放置して来た。だから、会社と、会社に大きく依存する日本社会は
おかしkなったのだと思っています。会社に代表される日本の組織が
、「明白な事実を明確に認めない」を体質とするものであるのなら、
きっとこのことに、薄々は気付いているのでしょう。』

上司は思いつきでものを言う (集英社新書)
橋本 治
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200p〜(引用)

『「人間は皆平等だ」は民主主義の前提ですが、この「平等」は、
なにを指して「平等」なんでしょう?この「平等」は、「人として
生まれ出たそのスタートラインにおける平等」です。』

(中略)

『スタートラインは「平等」ですが、その後は別です。なにしろ、
このスタートラインの「平等」は、「生まれによる違いを問題に
しない」なんです。つまり、「違ってもいい」なんです。「違ってもいい」という形で平等にスタートを切るのが人間なんです。その後
が「別々」でも一向にかまいません。ところが、「人の平等」を言いたがる人は、時として、このことを理解しないのです。「初めが
平等なら、その後も平等であらねばならない」と。』

203p〜(引用)

能力主義は「ノルマ達成主義」ではない

『日本の会社に能力主義を根づかせない最大の要因は、今では
「崩れた」とも言われる、終身雇用の年功序列制です−そのように
言われていますが、崩れつつあるのは「終身雇用」の方だけで、
年功序列の方は、まだまだ健在でしょう。というのは、日本の
会社の中に「社員の能力を測る」というモノサシがないからです。』

(中略)

『「部下の能力を判断しろ」と言われて、曖昧にしか把握出来ない
上司は、有能な上司ではないでしょう。「人を見ると曖昧になる」
程度の主観しか持ち合わせていない人間達に、能力主義は無理なのです−その程度に、日本人は「民主主義=能力主義」に慣れていない
のです。』

     ↓
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景気が良いときは、会社の課題は浮き彫りにならない。

金融危機を発端に、日本に(いや世界的に)不況の嵐が長く

吹き荒れるかもしれない。

景気が良いときには、終身雇用復活のような風が吹いていたが、

また、根拠のない「リストラ」が実施されかねない。

人材育成は、企業の根幹だが、基準のない評価方式では、

するほうも、されるほうも不幸である。

‥‥‥

SBSの主催するプロセスマネージメント大学では、

結果はすべてではなく、成果を出せるプロセスが重要だと考え、

営業プロセスから人材育成・評価に至るまでを「標準化」「体系化」

「共通言語化」することをお客様と一緒に研究している。

例えば、具体的な成果を出せるプロセス構築の手段として、

『WBS(ワーク・ブレークダウン・ストラクチャー)』の創り方を

手ほどきしているし、

また、WBSとセットで、成果の出せる人材育成手段のひとつとして

『星取表』の創り方についても一緒に勉強している。

来年1月から開講になる、

2009年度 プロセスマネージメント大学(東京)の募集

も始まった。

ご応募はお早めに。

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※ご参加資格については、お問い合わせ下さい。

************************

橋本治さんは、サラリーマン経験がないそうだ。

しかし、真理をついている。

ご興味のある方は是非ご一読を。


posted by 成長企業プロデューサー 小松弘明 at 18:00| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | リーダーシップ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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