2009年01月07日

「承認されたい自分」の時代

このお正月休みは、まとめて本を読んだ。

その中の一冊。

記事タイトルの『「承認されたい自分」の時代』は、

この本の副題である。

女はなぜキャバクラ嬢になりたいのか? (光文社新書)
女はなぜキャバクラ嬢になりたいのか? (光文社新書)
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この本を買ったのには訳がある。

年末夫婦で、「中野ブロードウェイ」をぶらぶらしていたら、

おもしろTシャツ屋さんの前で、2人の足が止まった。

写真がとれなかったので、現物はお見せできないが、

黒い生地に白地で、

『いい国つくろうキャバクラ幕府』

と書いたTシャツが売られていた。

夫婦で、大爆笑となった。

その後、本屋に立ち寄り、家内が買ったのだ。

  ↓

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カルチャースタディーズ研究所+スタンダード通信社の

「ジェネレーションZ調査2008」で、15〜22歳の

女子がなりたい(なりたかった)職業、してみたい仕事の

ランキングの第12位が、キャバクラ嬢だそうだ。

本書は、その背景、要因を分析しており、

昨年末の「派遣切り」の背景・要因と通じるものではないか?

と感じた。

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p144、145,146〜引用させて頂く。

キャバクラ嬢になりたい女子の増加の背景にあるのは、日本社会の
構造変動である。
(中略)
彼女たちの住む地元はどんどん老人ばかりになっている。面白い仕事もない。就職は、なかなか正社員にはなかなかなれず、ほとんどは非正規雇用である。正社員の求人があるのは福祉の仕事ばかりである。
男性も似たような状況であり、所得は低い。同年代の男子を結婚相手と見るには不安がつきまとう。これでは自立も階層上層も難しそうに見える。(中略)
現実にこの15年の間に日本中の地方で起こったことは、製造業の海外移転による産業の空洞化と地場産業の衰退、雇用の減少、輸入野菜の増加などのよる国内農業の活力低下、大規模商業施設の急激な乱立による商店街の壊滅、高齢化の進展、そして格差の拡大である。地域社会が活力を失い、弱体化し、解体していき、大都市との格差が広がったのだ。
それは、地域社会において、高卒以下の女子が経済的安定と社会的承認と人生設計を得る機会が減少することを意味した。(中略)

もし、若い女性がキャバクラ嬢になりたいなんて嘆かわしい、どうにかせねばならぬ、解決策はないのかという人がいらしたら、私としては道徳教育の強化などではなく、男女ともに正社員を増やすことが効果的であると申し上げておく。

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昨年末の派遣社員の突然の契約解除等、企業経営者としては、

複雑な思いで報道を見ていた。

経営にとって「人」が財産であることはまちがいないのだから。


そして、

本当に「いい国」とは、何なのだろう????









posted by 成長企業プロデューサー 小松弘明 at 18:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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