2010年05月05日

村上春樹さんとジャズをくっつけて楽しもうH

村上春樹さんの音楽エッセイに、

「意味がなければスイングはない」というのがある。

   ↓


意味がなければスイングはない (文春文庫)

意味がなければスイングはない (文春文庫)

  • 作者: 村上 春樹
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2008/12/04
  • メディア: 文庫



題名は、大スタンダード曲、「スイングしなけりゃ意味はない」の

パロディーであることは、わかるだろうが、

これが、ジャズに限らず、スガシカオさんや、シューベルト、

ブルース・スプリングスティーンまで出てきて、とても楽しい。

その第1章は、

ジャズピアニストのシダー・ウォルトン。

副題が、“強靭な文体を持ったマイナー・ポエト”

最初から、引用させて頂く。

***************************

年齢やスタイルを問わず、今現役で活躍しているジャズ・ピアニスト
のうちで、いちばん好きな人を一人あげてくれと言われると、まず
シダー・ウォルトンの名前が頭に浮かんでくるわけだが、僕と熱烈
に意見をともになさる方はたぶん(もし仮におられたとしても)
かなり数少ないのではないかと推測する。

***************************

村上さんも書いているので、遠慮なく書くが、

「目立たない」「影がうすい」「玄人うけ」というピアニスト

なのである。(ジャズ批評家も多くこの意見かと思う)

ジャズファンでない人には少しわかりづらいかもしれないが、

シダー・ウォルトンさんは、JJ・ジョンソン・クインテットや

アートブレイキー&ジャズメッセンジャーズといった

そうそうたるグループのレギュラーピアニストという経歴の

持ち主なのである。



モザイク

モザイク

  • アーティスト: アート・ブレイキー,フレディ・ハバード,カーティス・フラー,ウェイン・ショーター,シダー・ウォルトン,ジミー・メリット
  • 出版社/メーカー: EMIミュージックジャパン
  • 発売日: 2009/06/10
  • メディア: CD





ジャズメッセンジャーズの有名な「モザイク」というアルバムは、

シダー・ウォルトンさんが作った曲がアルバムタイトルであったりする

ぐらいなのに‥とにかくキャラ的に紳士すぎるのかも知れない。

僕あたりがえらそうに書くのは気が引けるが、シダーさんの

音は、静かな語り口の中に凛とした独自性が感じられる。

龍馬ではないが、「我が音づくりは我のみぞ知る」という風なのだ。

実力的には、申し分なく、お人柄が少し控えめな感じがして、

僕も好きなピアニストである。

初心者の方には、「ミッドナイト・ワルツ」をお勧めする。

柔らかな音づかいだし、聴きやすい曲ばかりである。

村上さんが副題にしている“マイナー・ポエト”は、

作家の吉行淳之介さんの口癖だったと本文にかかれているが、

ミッドナイトワルツもちょっとマイナーな詩情あふれる作品かも

しれない。

ミッドナイト・ワルツ

ミッドナイト・ワルツ

  • アーティスト: シダー・ウォルトン・トリオ
  • 出版社/メーカー: ヴィーナス・レコード
  • 発売日: 2008/10/15
  • メディア: CD




ジャケットもおしゃれである点もポイントが高い。


また。





ラベル:ジャズ 村上春樹
posted by 成長企業プロデューサー 小松弘明 at 11:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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