2011年09月15日

会社のインナーマッスルの鍛え方 第2回

◆第2稿 

<ゴールのない競争は不幸の元>

“なでしこJAPAN”のワールドカップでの優勝は記憶に新らしい。オリンピックの出場も1位通過で決めた。

報道されたように彼女たちが最高の結果を出せたのは、北京オリンピックでの経験をもとに、

“世界一”という明確な目標・ゴールを描いたからにほかならない。

世界一という明確なゴールがあったので、達成までの道のりは大変でも乗り越えられたはずだ。

スポーツは、選手各自が自発的に目標(ゴール)を描きやすい面が強いが、企業活動も同じである。

我々は確かにプロ選手ではないが、顧客から直接対価を払ってもらっている。

その意味では、むしろ社員ひとりひとりが、プロ意識をもって仕事に取り組まなければならない。

では、どうしたらいいのだろうか?

繰り返し目標を明確に伝えること、そしてその目標はなぜ達成した方がよいのか、

どんな意義があるかということも合わせて説明することである。

人は目的のない行動をしたがらない。目的と意義が明確であればあるほど、行動しやすくなる。

インナーマッスルを鍛えるコツは、目標(ゴール)とその目的・意義の明確化を継続して実施することだ。

逆光の竜馬像

更にポイントがある。

それは、期限が決まっていること、かならずライバルがいて競争であるいうことだ。

いつまでにという時間的な制約があるから、またライバルがいるからこそ人は積極的に動く。

ワールドカップは4年に一度という時間的な制約があると同時にチャンスが再来する競争であり、

様々な形で称賛されるからこそ世界中が挑戦するのだ。

これと同じポイントを企業全体に浸透させることが、インナーマッスルを鍛える基礎となる。

企業が永続的に続くことを大きな目標にすれば、どうしても企業活動の目的や意義はあいまいになる。

だからこそ、期限を切って、中間ゴールも示していかなければならない。

故郷の砂浜.jpg

中期経営計画は、いろいろな会社で作成されているが、それがなぜ必要なのか、

社員にしっかり説明することが重要なのである。

目的地もわからない、終わりも見えない船にどうして人は乗船するだろうか?

会社に決算があるのは、好都合である。

とりあえずの終わりを示せるからだ。再挑戦のチャンスが来年も来るからだ。

同じ船に乗船する者の最大幸福を追求するのが経営者・経営幹部の義務である以上、

目標(ゴール)を示さないのは不幸のもとだと考えよう。

目標(ゴール)とは、単なる数字ではない。目的と意義、

それをライバルと競争して勝ち取ったときに得られるものの全体像=ビジョンだと私は考えている。

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上記は、9月14日

フジサンケイビジネスアイのコラムに掲載された原稿に少し加筆修正したものです。

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posted by 成長企業プロデューサー 小松弘明 at 10:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 営業プロセスマネージメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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