2014年04月01日

もうすぐ帝政ローマ時代へ

通勤中、「ローマ人の物語」を読み始めたことを前々回のブログで書いた。
やっとユリウス・カエサルが暗殺され、帝政ローマに入ろうとしている。
何せ、1時間弱の通勤往復時間を割り当てているので、
10日間で7冊程度しか読めない。ペースは上がらない。
全43巻なので、心おれずに読み終わるには、残り30冊なので、1月超かかる計算になる。
まあ、GWを挟むので、GW中には全巻制覇するだろう。


それよりも“心おれるかもしれない”問題の方だが、“心配ご無用!”
とにかく面白すぎて、そんな気配は一切ない。
何が面白いと一言ではもちろん言えないが、日本では弥生時代にこれほどまでの記録がされていることにも
あらためて驚愕するし、何よりも塩野さんの筆致(編年体?)が素晴らしすぎる。

ちょいネタも満載で、例えば現在の書物の形、つまり表表紙があって背表紙があって、裏表紙がある、
どこからでも好きなページが開ける形式は、実はカエサルが起源なのだ。
そんな事も書かれていて、飽きる要素がない。

ちなみに、共和制ローマ時代の書物は、巻紙形式だったらしい。
(イメージ)
共和制ローマ時代の書物イメージ.jpg

パピルスに書かれており、尊厳高い演出効果も相まって巻紙形式だったらしい。
合理主義者でもあるカエサルは、いつでも好きなところが開けないかと考え、
巻紙を交互に折りたたんで、読み返したいところがあっても巻紙をいちいち最初から広げはじめなくても
読めるようにしていたらしい。

<僕は江戸時代の手紙のような感じかと思う>
oritatami tegamiimage.jpg

カエサルの方式は、同時代には全く支持されず、流行らなかった。荘厳さや威厳に欠けるという理由から
らしい。カエサルは、合理的で、超多忙だったため、流し読みをして後でもう一度読み返すなんてことを
していたんじゃないかな、なんて想像するだけでも楽しい。
(実際は羊の皮で書物が書かれるようになる中世になると、ごわごわで巻けないという理由から、
カエサル方式が採用されていく)

こんなプチネタがもちろん本論ではないが、
何度も言うが、自分自身に対して「なぜ今まで読んでいなかったのか!?」という後悔の念も強い。
それくらい名著である。

いよいよ、アウグストゥス時代が幕開けする。
ローマ人の物語〈15〉パクス・ロマーナ(中) (新潮文庫)

高校の世界史で勉強した時には何の疑問もわかなかったが、
「なぜ、共和制ローマから帝政ローマに移行したのか?」
「なぜ、王政ローマにもどらず、帝政ローマなのか?」「帝政と王政は何がちがうのか?」
「アウグストゥス(オクタビアヌス)はなぜ皇帝になれたのか?」等々の疑問が全て解決される。

何よりも、現代のさまざまな仕組み(政治・経済・法律)の原点がローマにあることを知るだけでも
この本を読む価値がある。

アメリカの覇権主義、中国の覇権主義は、ローマに通ず!
posted by 成長企業プロデューサー 小松弘明 at 19:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史から学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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