先日のブログで、ちょっと書いたのだが、僕の人生の中でも最高に喜びに打ちふるえる事が起きた。
http://kaicho.esm-ms.jp/article/391958249.html
ビジネス面では“ソフトブレーン一部上場”プライベートでは、これだ。
それくらい嬉しい!!!
ブログタイトルにも書いた通り、北方謙三氏が著わした「史記武帝紀(文庫版)」の完結巻第7巻の巻末に、僕のインタビューが、“巻末エッセイ”という形で、掲載されるのだ、しかも8ページにわたって。(孫の時代になってもおじいちゃんはこんな人だったんだよ、と伝えてもらえるだろう(笑))
大ファンの作家さんの本の巻末に、“読書感想文”が載るようなもので、それが長く残る。
それを想像するだけで、興奮して二晩くらい寝付きが悪かったくらいだ。
巻末エッセイの題名は、「リーダーシップ論の観点から読む『史記』」にして頂いた(ビジネスの観点からという角川春樹事務所さんからの意向でもあるが、)。
一国の存亡という面から漢の一時代として武帝時代を見れば、この時代は中興の時代と見る事が可能だと思う。その観点から、“中興”の中心となった武帝とその周りの人々の行動。栄枯と盛衰への序曲…
なぜ、衛青は、そう考え、そう動いたのか…?桑弘洋…は。
(李陵や蘇部についての感想までは、とても紙数が足りないのも事実だし、司馬遷にも言及できないですが)
いや、それ以上は、ここには書けない。
是非、7巻だけじゃなく、全巻セットでお買い求め頂き、エンタテインメント以外の観点からも楽しむ読み方もあることを実感頂ければと思う。
<原稿の写真>
(これは第1巻)
配本は、来週金曜日の4月11日。待ち遠しい。
しかし、北方先生は、天才だ。
ビジネスマンではないのに、なぜ、経営の本質の大きな要素である「組織論・リーダーシップ」をこうも鮮やかに描きだせるのか?!
それはそうと、経緯は、こうだ。
(後半に続く…)2月の最終週のある日、角川春樹事務所編集者のNさんから一本のメールでインタビュー依頼の連絡が届いた。
「小松様が愛読されております北方謙三先生『史記武帝紀』の完結巻となる第七巻が、4月11日刊で弊社より文庫化されます。その巻末でビジネスパーソンの方に『史記』の魅力について解説して頂くという企画が持ち上がりまして、つきましては、…」
※これは、単行本版の完結巻(第7巻)
お断りする理由がない。すぐに、「こちらから是非お願いします!」とお返事した。
北方先生の本との出会いは、「武王の門」。
実は、失礼ながら、ハードボイルドの旗手といわれた時代には、北方先生の本は読んでいない。
先生の、歴史、特に中国の歴史小説の大ファンなのだ。
北方先生とは、ある仕事で、一度直接ご面談頂いたことがあり、ご縁を感じる。
長くなるので、このあたりは、別途このブログに書くことにする。
史記武帝紀については、巻末エッセイに掲載された内容以外にも、たくさん感じるところがある。
しばらく、このブログに巻末エッセイに書ききれなかったことも書いていきたい。
何度も言うようだが、是非7巻セットで買って読んで頂きたい。
エンタテインメントとして楽しむのももちろん良いし、僕のように同時に「組織論・リーダーシップ」の観点から楽しむと一度で二度おいしいですよ。
まあ、読んでみて下さい。