2007年12月21日

経済人の終わり

1939年、ドラッカー29歳の処女作である。

第二次大戦中、ファシズムに対する研究として書かれたものである。

今、読んでも、色あせない。

資本主義がベストで完璧なシステムだとは、思わないが、

社会主義もまた、戻れる道ではあるまい。

そして、現代こそ全体主義を理解し、その不条理さを正しく理解しな

ければならないと再認識した。

ドラッカー名著集9 「経済人」の終わり (ドラッカー名著集 9)
ドラッカー名著集9 「経済人」の終わり (ドラッカー名著集 9)

126p〜引用する。

産業社会の脱経済化という奇跡はなるか

『ドイツとイタリアのファシズム全体主義において、最も重要であり

ながら、最も知られていない側面が、個々の人間の位置と役割を、

経済的な満足、報酬、奨励ではなく、非経済的な満足、報酬、奨励

によって規定していることである。産業社会の脱経済化はファシズム

全体主義が目指す奇跡である。それは産業社会を脱経済化することに

よって、不平等たらざるをえない産業社会の維持を可能にし、かつ

妥当なものにしようとする。』


一方、現代において、“市場原理主義”の行き過ぎを指摘する意見も

また、傾聴しなければならない課題だ。

ワーキングプアを生み出す社会は、行き過ぎた“格差社会”であり、

資本主義の持つ良性な面を揺るがす可能性もあろう。

今、世界は、新たな資本主義社会にむかう過渡期なのかもしれない。

地球環境問題も含め、解決していく方向性は、

天然資源、知価資源等々のすべてのリソースと富の再分配を構築する

あらたな枠組みを構築していくことなのかもしれない。

大袈裟な話しになってしまったが、人類には叡知があるのだから、

きっと‥
posted by 成長企業プロデューサー 小松弘明 at 18:00| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 歴史から学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
大企業経営者の質が落ちてるみたいで・・・。
Posted by へぼ株おじさん at 2009年01月18日 11:24
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
blogram投票ボタン
blogramランキング参加中!
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。